介護退職して9年経ちました。
私、9月30日になると思い出します。
2013年に私は老人介護職を退職を致しました。
理由はリストラです。やっぱり介護職だって商売である事に変わりありません。
事故を起こせば、十分なサービスが出来なければ、お客様(いわゆるご利用者様)やそのご家族様にも
不快な想いをさせてしまいます。そして人生そのものを変えてしまいます。
私は車での送迎中の事故も起こしました。入浴中に一歩間違えていたら命にもかかわる事もしてました。
それ位に非常に危険な状態でもありました。そして何よりも「物覚えが悪く」おむつ交換や食事介助もロクに出来ず
という介護職員出来ました。それでも長い目で先輩がつきっきりで、練習台になってやってくれまして、
やっと初歩的な事が出来ました。
しかしです。やっぱり無理でした。
「あなたは介護には向いておりません。それどころか仮によその施設にうつっても同じでしょう。それは
実習中(ホームヘルパー2級)であなた自身も感じませんでしたか」
ついそうです。いいました。実際にそうでした。
介護は本当にちょっとした不注意が命に係わる事にもなります。
でもそれでもです。退職しますといった時にご利用者様から
「あなたみたいな人がいなくなると寂しくなる」と泣いてました。
たった1人でも、それでも嬉しかったです。
30人いるご利用者様の前で、唯一出来ましたオカリナで
「秋の夕日」「鉄道唱歌」を演奏を私がしました。
唯一、私、楽器でオカリナは出来ます。でも拍手喝采で嬉しかったです。
帰りはラーメン食べて、自分で「お疲れ様。自分」といって、終わりました。
でもな、続けたかったけど、現実は難しい。でもいい勉強になったと思いました。
9月30日。いつも思います。介護を通して、人生も考えられたと。