【優しい言葉4】大丈夫だ、すぐ終わるよ

これは私が12歳で学校の集団予防接種にかかった時
にお医者様からはなされたお言葉です。

まずは心の傷をおった出来事を。
小学校2年生です。
確かその時、「風疹」の予防接種だったと思います。
予防接種っていいますとまあ皆さんは泣いたり
わめいたりという経験もあったかと思います。

私もその一人です。
小学校1年生の時に学校の予防接種で泣きました。
あの時はからかいというのを受けました。でも
先生が「泣く事は恥ずかしい事じゃないよ。
痛い時は泣いたっていいんだ」といってくれました。
それに笑った人に対して「あやまんなさい」ともいってくれました。
昔はどうだったかはわからないですが、それでもこう見てくれた
ことは大変嬉しかったです。

当然ながらその、傷もあって怖かったです。
消毒液のニオイ、そして刺される時の怖さが
どんどんとせまってきました。
ついに私の番。でも震えと今にも泣きそうな時、お年のとった
先生でした。

「あれ、大丈夫かい。なあに、大丈夫。すぐ終わるよ。
横むいて、目閉じてて。」いうがまま受けました。
きっと察していたとしか思えなかったです。

消毒液が皮膚に塗られて、いよいよ注射。

でも不思議でした。あっという間でした。
痛くもない。それに怖くもなかったです。
「ほれ、終わりだ。これで大丈夫だ」
こういった先生だったら、いくらでも注射しても
いいなと思いました。

未だに注射は私は怖いです。
でも、もし恐怖を感じた時はその先生だと
思って受けております。未だにインフルエンザは
毎年受け続けております。

今、思うとこうした先生はいてくれると
体だけでなく心も元気にしてくれる方です。
とてもありがたい。世の中にも不安や苦しみを
感じてさりげなく行動をとってくれる人、きっと
いると思います。

「すぐ終わるよ。」
コロナウイルスの戦いはそうはいかないですが
それでも、その言葉を聞くと、必ずや苦しい時は
必ず終わると信じれる様になれます。